気持ち良く眠るアイテム「パッド」

パッドは必要ですか?

寝ている間に一晩でコップ一杯の汗をかきます。その汗が溜まるのが背中です。夏も冬も背中に溜まった汗・湿気を吸収し発散してくれる素材のパッドを敷くとサッパリ気持ち良く眠ることができます。おすすめは天然素材のウール・キャメル・麻です。感触がそれぞれ違うので自分の好きな素材を選ばれると快適に眠ることができますよ。

「ウール」

ウールとは主にメリノ種の羊の毛のことを言い、オーストリア、ニュージーランド、フランスのメリノ種が有名です。ウールが温かいのは特有の縮れ(クリンプ)があるので、たくさん空気を含み触ったらすぐに体温で温まり、温まった熱を逃しません。ウールの縮れは衝撃を和らげる弾力性が高く圧力を分散させます。(腰痛・床ずれ防止に役立つ)吸湿性・放湿生ともに優れ、発汗による湿気を吸湿し、その水分はすぐに発散されます。その吸収力は綿の2倍、ポリエステルの40倍ともいわれ、夏でもジメジメせず、蒸れずにサラリと快適です。また、汗や湿気を吸った時に吸着熱を発生させるので汗冷えしません。

「キャメル」

主に新疆ウイグル自治区、モンゴルで生息、飼育されているふたこぶラクダ。この地域は夏の気温が45℃にも達し、また冬はマイナス30℃の厳冬となり、この厳しい気候のために毛質は細くて長く、軽いのが特徴です。吸湿性・発散生に優れ、放湿力は羊毛の2倍もあると言われ、蒸れない寝具ということでは最適な毛と言えます。厳冬の冬に耐える細かく長い毛には、空気も適度に含み、保温性にも優れています。また、毛の表面が滑らかで毛が絡み合ったりすることがないので、長期間使用しても固くなりません。元に戻そうとする働き、復元力が強いのも特徴です。

「麻」

古くから衣類の原料として使われている麻は天然素材の中で一番熱伝導率が高く、体熱を素早く奪うので、寝返りするたびにひんやり感じさらっとして蒸れません。麻は植物に含まれている繊維の総称で20種類近くあります。寝具用ではラミーとリネンが代表的です。夏はやっぱり麻です!