首こり・肩こり

どうして肩こり・首こりになるの?

首こり・肩こりの主な原因は筋肉疲労からくる血行不良といわれています。

特に現代人は座りっぱなしのことが多く、何時間もパソコンに向き合っていたり、休まずに車の運転をし続けていたりすると、肩や首の筋肉はずっと収縮したまま緊張し続けています。その緊張状態の持続が筋肉疲労を招き、“こり”を起こす原因になるのです。

肩や首の筋肉が緊張して疲労すると、筋肉の中を走る血管が圧迫され、その部分の血行が妨げられます。そして、血行が悪くなると、当然、その部分への酸素や栄養の供給が不十分になってきます。

本来、筋肉というものは、酸素を使ってブドウ糖を燃焼させ、必要なエネルギーを作り出しています。ところが、血行が悪く、酸素が十分にいきわたっていないと、ブドウ糖が不完全燃焼を起こし、乳酸などの老輩物質に変わってしまいます。この老輩物質が筋肉や神経を刺激して、“こり”や“痛み”として表れるのです。

さらに、そのまま体をじっと動かさずにいると、血行はますます滞り、筋肉内に老廃物がどんどんたまっていってしまいます。

つまり、肩や首のこりを放っておくと、“こりがこりを呼ぶ”という悪循環サイクルができてしまうことになります。

首や肩の筋肉疲労には“姿勢”も大きく関わってきます。自分の頭の重さをご存じですか?
実は約6キロ、ボウリングの玉と同じくらいの重さがあるのです。この重い頭を首はいつも支えているわけです。

いつも直立姿勢で首の上にのってくれていればいいのですが、そうとは限りません。前かがみやうつむきの姿勢をとったとき、首の筋肉にかかる負担は約3倍になると言われています。

思い浮かべてみて下さい。家事やデスクワーク、車の運転中、スマホを見ている時間、勉強中など、うつむきの姿勢になっていないでしょうか。または、介護士、看護師、美容師、歯科助手さん等職業柄前かがみの時間が多いという人も多いでしょう。これらが原因で首の筋肉がコチコチにこり固まっている人がとても増えてきているのです。

日頃の姿勢に気をつけたり、症状がひどい場合は治療も必要でしょう。しかし、基本は首の筋肉疲労を溜め込まないこと。休むべき時間にきちんと首や肩を休ませることです。首が頭を支えることから解放されるのは、一日の中で唯一寝ている時だけ。睡眠中は“まくら”が首に変わって頭を支えています。

どんな枕が良いのでしょう?

綿?羽根?低反発?そば殻?中身の素材は二の次です。大切なのは寝返りがラクにうてて、仰向きで寝ても、横向きで寝ても首の筋肉に負担のかからない直立姿勢を保てること。

人の頭の形や首のカーブの深さ、肩幅は千差万別、みんな違います。理想の姿勢を保てるまくらに出会うのは奇跡に近いのです。たまたま出合ったとしても、敷ふとんやマットレスが変わればまくらの高さは違ってきます。数年でまくらがつぶれて高さや形が変わったり、ご自身の体型が変わることもあるでしょう。

快眠館では、頭から足元まで背中全体の形と肩幅、寝ている時に体にかかる圧力等を最新式コンピュータシステムで計測し、仰向き、横向きのどちらで寝ても、直立姿勢が取れるように、睡眠の資格と長年の経験を持った店長か副店長がその場で枕を作ります。

また、体形や環境の変化に応じて細かな調整ができるということが、“オーダー枕”の最大のメリット。10年間は無料で高さ調整、或いは睡眠に関するお悩みなどにも対応させていただきますのでご安心ください。